中央競馬【GIII】ファンタジーステークス
ファンタジーステークスは、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。競馬番組表での名称は「KBS京都賞 ファンタジーステークス」と表記される。
競走名の「ファンタジー(Fantasy)」は、「幻想」を意味する英語。また、文学で夢想的な物語全般を指す呼称。
「KBS京都」は、京都市に本社を置く京都放送の呼称。同社より寄贈賞の提供を受けている。正賞はKBS京都賞。
概要
1996年に行われた牝馬競走体系の整備に伴って新設された、3歳(現2歳)牝馬による重賞競走。創設以来、京都競馬場の芝1400m(外回り)で行われ、阪神3歳牝馬ステークス(現:阪神ジュベナイルフィリーズ)の関西地区における前哨戦として定着している。
2011年まで、阪神3歳牝馬ステークス(現:阪神ジュベナイルフィリーズ)の前哨戦としては唯一の牝馬限定戦だったが、2012年に関東地区の前哨戦としてアルテミスステークスが新設されると、本競走の開催時期は1週繰り下げられた。
創設時から外国産馬・地方競馬所属馬が出走可能なほか、2010年からは外国馬も出走可能な国際競走となった。
競走条件
以下の内容は、2015年現在のもの。
出走資格:サラ系2歳牝馬
- JRA所属馬
- 地方競馬所属馬
- 外国調教馬(9頭まで、優先出走)
負担重量:馬齢(54kg)
阪神ジュベナイルフィリーズのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は阪神ジュベナイルフィリーズの出走候補馬(3頭まで)に優先出走が認められている。また、地方競馬所属馬は本競走で2着以内の成績を収めた馬に阪神ジュベナイルフィリーズの優先出走権が与えられる。
賞金
2015年の1着賞金は2800万円で、以下2着1100万円、3着700万円、4着420万円、5着280万円。