中央競馬【GII】スワンステークス

スワンステークス

スワンステークスは、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GII)である。競馬番組表での名称は「毎日放送賞 スワンステークス」と表記される。
競走名の「スワン(Swan)」は、白鳥を意味する英語。京都競馬場の馬場内中央にある池には白鳥が泳いでおり、同競馬場のシンボルとなっている。この白鳥は1957年にオランダから購入されたもので、現在は約70羽が生息している。
寄贈賞を提供する毎日放送は、大阪市に本社を置く放送局。
正賞は毎日放送賞。

概要

1958年に、5歳(現4歳)以上の馬による重賞競走として創設。創設当初は京都競馬場の芝1800mで春季に行われていたが、1972年より芝1600m(外回り)に変更。
1984年には施行時期を10月下旬に繰り下げたうえ、距離も芝1400m(外回り)に変更。あわせて4歳(現3歳)馬や外国産馬も出走可能になり、マイルチャンピオンシップの前哨戦として位置づけられた。2014年より、本競走の1着馬にはマイルチャンピオンシップの優先出走権が与えられている。
創設時の負担重量はハンデキャップだったが、1961年より別定に変更された。
地方競馬所属馬は1995年から出走可能になり、1998年からは外国馬も出走可能な国際競走となった。

競走条件

以下の内容は、2016年現在のもの。

出走資格:サラ系3歳以上

  • JRA所属馬(未出走馬及び未勝利馬は除く)
  • 地方競馬所属馬
  • 外国調教馬(9頭まで、優先出走)

負担重量:別定(3歳55kg(10月に施行される場合は54kg)、4歳以上56kg、牝馬2kg減)

  • 2015年10月31日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
  • 2015年10月30日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)

マイルチャンピオンシップのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬はマイルチャンピオンシップの出走候補馬(3頭まで)に優先出走が認められている。また、地方競馬所属馬は本競走で2着以内の成績を収めた馬にマイルチャンピオンシップの優先出走権が与えられる。

賞金

2016年の1着賞金は5900万円で、以下2着2400万円、3着1500万円、4着890万円、5着590万円。