中央競馬【GII】アメリカジョッキークラブカップ
アメリカジョッキークラブカップ(American Jockey Club Cup)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GII)である。
新聞の紙面上などでは「AJCC」や「AJC杯」と略記されるほか、JRAでは「アメリカJCC」の表記も用いられることがある。
正賞はアメリカジョッキークラブ賞。
概要
1960年に日米友好の一環として、ニューヨークジョッキークラブから優勝杯の贈呈を受け創設された。
第1回は「新年を飾る競走」として1月5日に芝2000mのハンデキャップ競走で行われたが、1961年には当時1月中旬に行われていた「金杯(現・中山金杯)」と施行時期を入れ替え、負担重量を別定、施行距離を芝2600mに変更。その後、施行場や施行距離は幾度かの変遷を経て、1984年以降は中山競馬場の芝2200mで定着した(ただし、1984年はダート1800mに変更)。
外国産馬は1972年から、外国馬は2006年からそれぞれ出走可能になった。
競走条件
以下の内容は、2017年現在のもの。
出走資格:サラ系4歳以上
- JRA所属馬
- 外国調教馬(9頭まで、優先出走)
負担重量:別定(4歳55kg、5歳以上56kg、牝馬2kg減)
- 2016年1月23日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
- 2016年1月22日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)
賞金
2017年の1着賞金は6200万円で、以下2着2500万円、3着1600万円、4着930万円、5着620万円。